金属3Dプリンターの課題とは何か?|金属3Dプリンター受託造形サービスのことなら株式会社J・3D

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事業内容 金属3Dプリンターの課題とは何か?
What are the challenges of metal 3D printers?
金属3Dプリンターの課題

毎日金属3Dプリンターを使い造形をしていますと、ここどうにか改善できないかな・・と思う事が多くあります。

改善ができればきっともっと使いやすい金属3Dプリンターになると思う箇所ばかりです。

またお客様から金属3Dプリンターの課題についてご指摘される事ありますし

使う側からの疑問や課題も常日頃からメーカーにもぶつけているつもりです。

ここでは金属3Dプリンターの課題を書いていこうと思います。

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お客様からはお見積りをするたびにお叱りを受けることがあります。


1.金属材料他にないの???
2.精度は上げられないの??
3.もっと安くならないの??


などです。金属材料については本当にごもっともでありまして日本に於けるマーケットにそぐわない材質のラインナップが多く、またそれを開発する事すらままならない。これはお客様のニーズに合わない最も大きな事だと思っています。

また精度に付いても同様です。本来なら3Dプリンターで出来上がったらすぐに使えると一番旨味があるのですが、残念ながら仕上加工が必要です。

価格も毎回高いとお客様からご指摘されますが、設備も金属材料も高額である以上残念ながら価格をさげることができません。

上記の3要素が限りなくお客様のご要望に沿うようになってこそマーケットの拡大が見込めるのだと思いますが、現状ではまだまだ・・といったところです。

参考
仕上げ加工のいらない金属3Dプリンター
松浦機械製作所
Sodic


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私たちは毎日お客様の造形品を製造し、様々な事象に直面しているので、設備の使い勝手や問題点についてはメーカーよりも知っているつもりです。

1.サポート材がなければ加工できないのは困る
2.設備が高額
3.保守費が高すぎる
4.材料の管理が大変


使う側として一番問題なのがサポート材です。

付けるのは(サポート材設計)簡単でも除去するのが時間がかかりすぎます。「仕方ない事」として片付けられない問題です。

既存加工法にない課題を金属3Dプリンターでは抱えているのです。

参考:サポート材がつかない金属3DプリンターVERO 3D


また何かと高額で困ります。

設備の購入金額もそうですが保守費用・・年間一台につき300万~1000万円の保守費用は他の設備と比較しても考えられない金額。
また交換部品の金額も毎回びっくりする金額が請求されます。お客様からはもっと安くしろと言われてもこれらの金額が妨げとなります。


材料の管理も大変です。湿度を吸ってしまうとまずいので造形室は湿度管理を要します。またここにも多額の費用がかかるという事なのです。

使う側と使う側の意見の擦り合わせも今のところありません。以前メーカーに乗り込んで提案してみたのですが残念ながらZERO回答でした。


いまの現状を簡単にまとめると、文句があるなら買わなければいい。 っと言ったところでしょうか・・・

金属3Dプリンターを作る企業がもっと増え、技術競争が盛んになるまでは使う側の課題は置き去りにされていくように思われます。


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今回はお客様の立場から、そして金属3Dプリンターを使う側からの視点で課題を出してみました。

新しい技術なのですべての問題点をすぐに解決することは困難ですが、ほんの少しでも前に進んでくれるとマーケットの拡大にはつながります。

しかし、残念ながら現状では使う側の意見など認められていないと感じています。

特に海外製金属3Dプリンターではその傾向が強いと思います。

小さな意見をすべて取り上げるほど暇ではないのでしょうが、明らかに改善できる項目はいくつかあるので是非取り入れてほしいものです。

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