アルミニウムについて|金属3Dプリンター受託造形サービスのことなら株式会社J・3D

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事業内容 アルミニウムについて
About Aluminum
金属3Dプリンターアルミニウム

一般的に使用されるアルミニウムは1000番系(純アルミニウム)、2000番系(Al-Cu系合金)、3000番系(Al-Mn系合金)、4000番系(AL-Si系合金)、5000番系(AL-Mg系合金)、6000番系(AL-Mg-Si系合金)、7000番系(AL-Zn-Mg系合金)というカテゴリーになっており添加物によって特性に違うアルミニウム合金が存在しております。

金属3Dプリンターで使用するアルミニウムはほぼ1種類(添加物に多少の違いあり。)で、AlSi10Mg というアルミニウムになります。

このアルミニウムは「JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物」に規定のある材料で砂型鋳物、金型鋳物で使う、シリコン系のアルミ合金になります。

AlSi10Mg は良好な鋳造特性をもつ一般的な鋳造合金であり、薄壁で複雑な形状の鋳造部品に 広く使用されています。強度、硬さ、力学的特性が良好なことから、高負荷を受ける部品にも 使用されることから自動車関連の試作品として使われております。

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EOS Aluminium AlSi10Mg を使用した部品は、良好な温度特性と軽量性を必要 とする用途に最適である。必要に応じて、機械加工、放電加工、溶接、マイクロショットピー ニング、研磨、コーティングを施すことができます。

また従来、この種のアルミニウム合金を使用した鋳造部品は、機械特性を改善するため、T6 サイ クルの溶体化焼きなまし、焼き入れ、時効硬化などの熱処理が施されることが多いのですが金属3Dプリンターで造形した合金は、非常に急速な溶融と再固化が特徴です。

これによって、T6 熱処理が施された鋳造部品と同様の冶金特性とそれに付随する機械特性が造形時の状態で得られるます。

したがって、 レーザー焼結部品にはこのような硬化熱処理は適しておらず、300°C (572°F) 2 時間の応力除去サイクルが推奨されています。

金属3Dプリンター造形に起因して部品が有する一定の異方性は、相応の熱処理によって軽減・除去することができます。

部品の物理特性と化学特性
材料組成
◆Al (balance)
◆Si (9.0~11.0 wt-%) 
◆Fe (≦0.55 wt-%) 
◆Cu (≦0.05 wt-%) 
◆Mn (≦0.45 wt-%)
◆Mg (0.2~0.45 wt-%) 
◆Ni (≦0.05 wt-%)
◆Zn (≦0.10 wt-%) 
◆Pb (≦0.05 wt-%) 
◆Sn (≦0.05 wt-%) 
◆Ti (≦0.15 wt-%)

相対密度 approx. 99.6 %
密度    2.67 g/cm3 0.096 lb/in3


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アルミニウム材質データー
使用用途3
使用用途4

金属3Dプリンターで造形するアルミニウムはAlSi10Mg というアルミニウムになります。

主な使用用としては自動車部品の試作品などで、型をつくらずに単品で試作をする場合が多いです。中子を必要とする中空形状を依頼されるケースが多いのは金型レスが浸透し始めた現象かもしれません。

またアルミニウムなだけに軽量化の部品試作としても用いられます。

写真のようなラティス構造を組み込んだ部品や、トポロジー設計といった内容も増え始めております。

使用用途によっては、フライス加工、マシニング加工、研磨、熱処理して納品いたします。

また、一般的なアルミダイキャストと同様にメッキ処理、溶接等も可能です。

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