試作とは
試作とは読んで字のごとく「試しに作ってみる」ということです。各企業の皆様の社内でも改善品にしろ、製品にしろ試作という言葉を日頃から使っていると思います。
モノづくりにおいて試作とは非常に重要であり、製品の製造・販売する流れの中に必ず組み込んでいることと思います。
試作では、ただ形を確認するだけではなく、製品の安全性や、コスト検討、または機能などを確認し、図面上では見れなかった部分を確認することが出来ます。
自動車にしろ、電化製品にしろ、この試作という工程を経て部品または製品として完成するのです。
この試作という工程とを早くすることによって開発サイクルも短くなり、より早く、より費用をかけずに新たな製品が生みだせることは想像できることと思います。
通常、切削加工や鋳造加工、塑性加工、または溶接などを用いて試作を行ってきたと思いますが、今では金属3Dプリンターを使用し、金属での試作も可能となりました。
金属3Dプリンターでは、今までの工法とは異なり開発設計が終わった3Dデーターがあれば、すぐに製作を開始することが出来ます。材料の手配も、図面打ち合わせも必要ないですし、メール等でデーターが送ることができれば場所すら問いません。
とても効率の良い試作方法なのです。
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短納期試作部品造形
当社では金属3Dプリンターを活用した短納期試作部品造形サービスを提供させて頂いております。
もちろん、金型部品などの最終製品も造形製作しておりますが、大半が試作開発で使用する短納期試作部品です。
樹脂の3Dプリンターもそうでしたが、3Dプリンターは試作開発の時間短縮に大きく貢献しました。しかし、現状では金属3Dプリンターは価格が高い為にどの会社でも保有しているわけではないのでこのようなサービスビューロー等にお願いする事が懸命だと思います。
金属3Dプリンターを活用した短納期試作部品造形は、欧米ではすでに大きく成長し始めております。
医療分野や、航空宇宙分野、自動車レース分野、ダイカストや樹脂の金型分野などでは当たり前になりつつあります。
弊社では試作部品造形ということだけではなく、考えられる工法での提案等も行っておりますのでご相談はお気軽にお問い合わせ下さい。
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試作できる材料
金属3Dプリンターで試作が出来る材料はまだまだ限られていますが、多くの企業様でこの材料で造形させて頂いておりますのでご紹介させて頂きます。
金型部品、強度な必要な金属部品
・マルエージング鋼
軽量化部品、鋳造部品
・アルミニウム(ALSi10Mg)
耐熱部品・耐食部品
・インコネル718
インプラント部品、高強度軽量化部品
・純チタン
耐食部品
・ステンレス(SUS316L)
以上の材料中から選んでいただければすぐにお見積りと納期回答させて頂きます。
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まとめ

試作は、数量・納期スピードとコストの観点からどの工法がスピーディで適切な加工方法を見極める必要がありますが、切削加工、鋳造ではなしえないスピードと、中空形状を再現するといういままででは考えられなかったことも実現できるメリットがあります。
もちろん既存工法での試作も合わせて使った方が良いでしょう。
重要なのはトータルコスト。
試作部品は高かったけど、納期が早くなったので人件費が減った。
試作部品が早くできたので、短期間での開発で済んだ。
などなど、色々な角度から見て頂き、試作のコストを考えて頂けると良いですね。
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