
以前から金属3Dプリンターのパラメーター調整は非常に困難であると書かせて頂いております。実際本当に大変な作業でその組み合わせは無限大??と言えるほどです。
必要エネルギーだけを計算し出力に変換するだけではなく、積層厚み、スピード、スポット径など基本的な部分を触るだけでも様々な現象が起きますし良かった物が悪くもなります。
それもこれも全て造形してからでなければ確認できないのがこの技術の難しいところです。
さて・・弊社では以前から少しずつこのパラメーターを触り様々な実験を繰り返していますが、どちらかと言えば散々足る結果が体勢でした。
しかし、条件が整えとこんな現象が起きるという事がわかりました。
造形途中で条件を変えている物ですが、黒い方が今までのパラメータで、白くみえている方が変更したパラメーターです。
黒い方は少しザラザラ感がありますが、白い方はツルツル感がでます。もちろん面粗度も格段に向上しています。
まだ実験段階ではありますが、このパラメーターが成功するのであれば金属3Dプリンターの精度は格段に向上します。
今回はアルミニウムでの実験でしたが、次はマルエージング鋼、インコネル718など広げながらこの現象をチェックしていきたいと思います。
これは磨いたのではありません。造形から出たそのままの状態です。
お問い合わせはこちらから