特定化学物質予防

平成25年1月1日から施行・適用されたされた「特定化学物質障害予防規則」等でコバルトが健康障害防止措置が義務付けられました。
内容にはコバルト又はその無機化合物及びこれらの物をその重量の1%を超え て含有する製剤その他の物は特化則第2条第5号に規定する管理第2類物質に追加されました。
コバルトという元素が通常の食生活でコバルト過剰症はほとんどありませんが、コバルト中毒では以下の過剰症が発症するとされています。
症状
◆甲状腺機能低下症(糖質代謝異常により血糖値が上昇)
◆心不全
◆呼吸機能低下
◆血管拡張、血圧が低下
以上の事から弊社でもコバルトレスマルエージング鋼の造形に着手いたしました。
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コバルトレスマルエージング鋼材質特性
コバルトレスマルエージング鋼は、 マルエージング鋼を使用し難い環境下、つまりコバルトを取り扱う環境が整 備されていない、あるいは健康上の理由によりコバルト含有鋼 種の使用自体を避けたい場合において、金属3Dプリンター造形体として代替え材料として金型用途、部品試作をはじめ幅広く使用される。
材料組成比較
マルエージング鋼
◆Fe (balance)
◆Ni (17~19 wt-%)
◆Co (8.5~9.5 wt-%)
引張強度 1930
0.2耐力 1862
伸び 14
硬さ 53
コバルトレスマルエージング鋼
◆Fe (balance)
◆Ni (17~19 wt-%)
◆Co (0.1 wt-%)
引張強度 1820
0.2耐力 1690
伸び 7.4
硬さ 53
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