積層方向によって綺麗な円が出来上がらない

3Dプリンターは積層造形と言われるだけあって、一層一層の積み重ねで出来ていきます。
積層ピッチは別として金属3Dプリンターでも樹脂3Dプリンターでも変わりはありません。そのおかげで皆様が思っている現象と違う場合も多くあります。
その最たる例が円です。
円を造形するのにも一層一層の積み重ねで作りますので、厳密に見ると円は階段で構成されています。
したがって、円の中に円のものを入れ動かしたくても、このような構造なため円滑な摺動は望めません。
なだらかな傾斜の部品ではよりハッキリと階段が見えてきますので決して奇麗な造形には見えないのが3Dプリンターの特徴です。
しかし、造形方向を変える事により可能になる場合もありますので、造形前の打ち合わせは非常に大事になります。