3Dprinter

3Dプリンターについて

3Dプリンターの性能や活用法をご紹介

使用する3Dプリンターの性能や対応素材、ご活用いただける分野や造形実績などをご紹介しながら、金属造形の可能性を具体的に感じられる内容をお届けしています。3Dプリンターの導入が進むなかで、金属積層造形の分野はより高度な精度と応用力を求められる領域へと進化しております。ドイツEOS社製の金属3Dプリンターを導入し、多種多様な造形ニーズに対応しています。

サービスについて

サービスについて
金属試作品の造形には、お客様から3Dモデルという重要な情報をお預かりするため、機密保持契約を締結し、厳重に管理いたします。

金属3Dプリンターによる
受託造形について

imageye___-_image02
弊社は、「EOS社」の金属3Dプリンター国内最大級のサービスビューローとして、金属3Dプリンターによる受託造形サービスを提供しています。

使用しているEOS社製のEOSINT M280、M290は、結合材、脱脂剤から結合材まで幅広い材料に対応できる、世界でも信頼性の高い金属3Dプリンターです。その品質は、アメリカやヨーロッパでも認証済みで、納期、品質、価格には自信があります。

DMG森精機ドリームコンテスト2020入賞

弊社では、4台の金属3Dプリンターを24時間365日稼働させることで、コスト削減を実現し、迅速かつ低価格でお客様にご提供しています。

こんな方におすすめです

  • 金属3Dプリントを依頼したい
  • 金属造形材料の評価を依頼したい
  • 試作形状の3Dプリントを依頼したい
  • Dプリンターの外部委託を検討している

特徴・機能

特徴・機能
- EOS社の最新ファイバーレーザーは、高いパフォーマンスと安定性で高品質な金属3Dプリンター受託造形サービスを実現します。
- レーザーのフォーカス径を小さくすることにより、優れた細部の形状再現性と高品質なパーツを実現。さらに、フォーカスを可変することで、生産性とプロセス制御の幅を高めます。
- EOS M280、M290に最適化された工業用材料を使用することで、高精度、高解像度、優れた表面品位、高密度で、機械特性の高い金属試作品を造形できます。
- 2次元データにも対応しておりますが、3DCADデータのご用意をお願いいたします。製品からのモデリング、リバースエンジニアリングサービスも提供しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

これらの技術により、複雑な形状も3DCADデータから直接金属造形が可能です。ヨーロッパでは医療用インプラントなど、生体親和性が求められる医療機器(歯科、耳鼻科など)への応用が進んでいます。

また、製造に必要なツールにも応用できます。
例えば、樹脂金型やダイカスト金型インサートに3次元冷却水管を組み込むことで、成形サイクルタイムの短縮と成形品の品質向上に有効です。

使用金属材料特性

使用金属材料特性
- マルエージング鋼
- インコネル718
- アルミニウム
- 純チタン
- ステンレス(SUS316L)
- コバルトレスマルエージング鋼

モデルデータについて

3Dモデルデータの拡張子はSTL、
STEP、IGES、Parasolidなどです。

3Dプリンターを使用する際は、3DCADデータが不可欠です。金属3Dプリンターも同様です。
弊社でも造形には3DCADデータ(STL、STEP、IGES、Parasolidなど)が必要です。お客様には、データとともに材質、仕上げ、熱処理の有無などの情報をご用意いただくようお願いいたします。

データファイル形式について

- STLファイル
STLファイルは、STL(ポリゴンデータ)3D System社によって開発された形式です。3D形状を三角形の集合体で表現した形式です。スキャニング直後はこのSTLデータになりますので、安価で入手できます。

・STLデータとは

- IGESファイル
IGESファイルは、異なるCAD間でデータを受け渡すための中間ファイルです。一般的なファイル形式ですが、読み込むソフトによっては破損している場合があります。

・IGESとは

- STEPファイル
STEPファイルは、ヨーロッパでIGESファイルの弱点を克服するために開発された規格です。一般的なファイル形式で、ほとんどのCADで読み込めます。

- Parasolidファイル
Parasolidファイルは、SolidWorksが開発したソリッドの中間ファイルです。弊社ではParasolidファイルを得意とするCADを保有しているので、相性が非常に良いです。
上記ファイル形式であれば、お見積もりさせていただきます。写真やPDFでの見積もりはご遠慮ください。

金属造形のご依頼について

- 弊社からの返信メールは、お問い合わせいただいたお客様への回答を目的としています。弊社に許可なくメールの一部または全部を転載、二次使用すること、ならびにお客様以外への開示は固くお断りいたします。
- お問い合わせの内容によっては、担当者からご連絡する場合がございます。
- お問い合わせの内容によっては、電話やメールなどでお答えする場合がございます。
- 多く寄せられるお問い合わせ内容は「よくあるご質問」に掲載しています。
- お客様から3Dモデルデータをご提供いただく際に機密保持契約が必要な場合は、事前に契約を締結した上で拝見いたします。
- その他お困りの際は、お問い合わせいただくか、「よくあるご質問」をご確認ください。

お見積もりについて

お見積もりについて
お問い合わせの際に「ざっくりとした見積もりをお願いしたい」というご要望を多くいただきますが、3Dデータがなければお見積もりを作成できません。
3DCADデータ(拡張子はSTL、STEP、IGESなど)のご支給をお願いいたします。

ご用意いただくもの

ご用意いただくもの
お客様にご用意いただくものは、3DCADデータ(拡張子はSTL、STEP、IGESなど)です。その他必要な情報は、数量、材質、追加工の有無です。
これらの情報に基づき、見積もりを作成いたします。材質によって積層厚みが異なるため、同じ形状でも材質によって価格は変わります。基本的には、マルエージング鋼が0.05mm、インコネル718が0.04mm、純チタンとアルミニウムが0.03mm、ステンレス(SUS316L)が0.02mmの積層厚み(一層あたり)となります。

「図面はないけど物はある」
という方へ

弊社では、リバースエンジニアリングにより現物をスキャンニングして3Dモデリングすることも可能です。スキャニングは対象物が実在すれば可能です。
しかし、内部形状はスキャンニングできませんので、あくまで外観のみのスキャンニングとなるのでご了承ください。
必要な精度によって価格も異なりますので、ご了承ください。

「3Dモデルはないけど
2次元図面はある」という方へ

2次元図面しかお持ちでないお客様には、3DCADデータ作成サービスも有料でご対応しております。
DXF図面を送信いただければ、3DCADデータを作成し、お見積りをご提出いたします。
試作のお見積は3DCADデータ完成後になりますので、ご了承ください。

お見積もりについて

お見積もり作成の際は、最適な造形姿勢を弊社でご提案いたします。この場合の「最適」とは、その形状をきれいに保ち、なおかつ一番安価な造形姿勢をを指します。
細かな精度が必要な場合は、事前に「精度重視」とお伝えいただければ、後加工のお見積もりも作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

形状が不明な場合は、見積もりの回答ができない場合がございますので、ご了承ください。基本的には迅速にお見積もりを回答させていただきます。

ご依頼の流れ

STEP1:お問い合わせ

STEP1:お問い合わせ

お電話からお問い合わせください。お打ち合わせの日程を調整いたします。
TEL:052-389-1901
ステップ2:お打ち合わせ

ステップ2:お打ち合わせ

ご依頼に関するお打ち合わせをいたします。必要書類をご準備ください。
ステップ3:お見積もりとご契約

ステップ3:お見積もりとご契約

お送りいただいた3DCADデータを読み込み、お見積もりを作成いたします。お見積もりと内容にご納得いただけましたら、ご契約となります。
お預かりした3DCADデータ等は、外部への漏洩を防ぐため厳重に管理しています。必要に応じて、機密保持契約を締結いたします。
STEP4:制作

STEP4:制作

3DCADデータをもとに、製品の造形をいたします。ご依頼内容によって納期は異なりますが、開発から製品リリースまでのリードタイムを短縮し、短納期を実現いたします。
STEP5:納品

STEP5:納品

ご希望の場所へ製品をお届けします。詳細は直接お問い合わせください。

金属3Dプリンターの動画

よくある質問

Q どんなデーターをお渡しすれば金属試作ができますか?
A

金属3Dプリンター受託造形サービスでは、金属3Dプリンターの基本データーは「STL」という拡張子の3DCADデータになります。切削加工での試作部品の場合は「IGES」「STEP」「Parasolid」でかまいません。

Q 試作品の大きさはどの位のサイズまで対応可能ですか?
A

金属3DプリンターではXY 250mm Z 250mmの造形領域となっておりますが、図面(3DCADデータ)を拝見させて頂かなければ造形の可否については回答しかねます。

切削加工の場合はサイズの設定は設けておりません。

Q 試作品を頼んだ場合、切削と造形ではどちらが価格が安いのですか?
A

通常は間違いなく切削の方が価格は安いです。しかし、複雑形状等では3Dプリンターの方が安くなることが多々あります。

例 : 鋳造品

Q 試作品を注文したら納期はどれくらいかかりますか?
A

3DCADデータを頂いてからの回答となりますが、最短で3日です。最長で2週間になります。しかし、金属3Dプリンターの造形スケジュール混雑状況により変わりますので都度回答させていただいております。

Q 試作料金はどれくらいでしょうか?
A

金属3Dプリンターを使用する場合は造形料金の算出にはまずは3DCADデータを頂いてから造形時間を算出いたします。造形時間と製品の体積で価格が決まります。3DCADデータをご用意頂ければすぐに試算しお見積書を作成致します。

Q 写真やイラスト、スケッチなどから試作することはできますか?
A

弊社では基本写真やイラストからの3DCADデータの作成は行っておりません。しかし、協力企業に依頼して作成をしていただくことはあります。別途料金がかかりますのでご注意下さい。

Q 金属3Dプリンター受託造形サービスは1個でも注文できますか?
A

もちろん一個からご注文いただけます。多数個、異形状でも同時に造形もできますので一個ずつ違う形状でも問題ありません。

Q 試作ではなく、大量生産は可能ですか?
A

残念ながら大量生産には不向きです。価格的に金型や機械加工の方が安く製作できます。

Q どの金属材料が一番安く試作できますか?
A

金属3Dプリンターで試作の場合、基本的に弊社ではマルエージング鋼が1番安い金属になります。切削加工の場合はSS400などが一番安くなりますが、用途に合わせてお客様がご指定していただければ思います。

Q 金属材料の特性を教えてほしい
A

マルエージング鋼は鉄系の材料としてお使いいただいております。非常に強度が強いのが特徴です。硬さもHRC53まであがります。

インコネル718は耐熱合金として使っていただいております。約700℃までの耐熱性があります。

アルミニウムはAC4C相当の鋳造アルミになります。通常のアルミとは特性が違いますので注意が必要です。

Q 金属3Dプリンターで金型は作れますか?
A

マルエージング鋼にてダイカスト金型、樹脂金型で3次元水管配置金型部品をご採用頂いております。プレス金型に不向きです。

Q 金型の設計からお願いできますか?
A

申し訳ございません。金型設計は弊社では実施しておりません。

Q 同じ金属3Dプリンターを購入したらアドバイスは頂けますか?
A

基本的には株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズにお問い合わせ頂きたいと思いますが、場合によりアドバイスさせて頂くケースもございます。

Q 金属3Dプリンターセミナーに申し込みたいのですが?
A

お問い合わせをいただければ最短のセミナーをご案内させて頂きます。貴社社内セミナーでもお引き受け致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。


お問い合わせはこちら

Q 樹脂の試作品も可能ですか?
A

もちろん樹脂の試作もやらせて頂いております。材質はナイロン12相当とガラス入りナイロンになります。ABS、光硬化樹脂等は協力企業様に造形して頂く事になります。


樹脂プリンターはこちら

Q スキャニングから造形までお願いできますか?
A

可能です。スキャニングはATOSを使用致します。精度も良い事で定評のあるスキャニング機です。


設備紹介についてはこちら

Q 金属3Dプリンター造形品の寸法精度を教えて下さい。
A

可能です。スキャニングはATOSを使用致します。精度も良い事で定評のあるスキャニング機です。


設備紹介についてはこちら

Q 個人の利用も可能でしょうか?
A

もちろん個人の方もご利用いただけます。

Q 機密保持契約についてはどうなっていますか?
A

お預かりした3DCADデータや図面などは、外部に漏洩しないように管理しております。必要な場合は機密保持契約を結ばせていただいております。

Q どこの金属3Dプリンターをお使いですか?
A

現在のところドイツEOS社製「EOSINT」を採用させていただいております。

Q 金属3Dプリンター工場見学は可能ですか?
A

金属3Dプリンター工場見学は可能です。機密保持契約上見られない場合もありますので事前にお問い合わせ下さい。

お問い合わせはこちら

Q 最低肉厚はどれくらい必要でしょうか?
A

弊社では基本最低1mmの肉厚を推奨させていただいておりますが、歪み等が出やすい大きさ、または形状の場合はさらに厚くして頂きたい場合もございます。都度お問い合わせを頂ければ回答させて頂きます。

Q 金属3Dプリンターの販売もしてもらえますか?
A

基本的には金属3Dプリンターの販売はしておりませんが協力はさせて頂いております。金属3Dプリンターコンサルティングサービス「Additive agent」をお使いください。商社もご紹介させて頂きます。

Q 金属粉末を売ってほしいのですが?
A

金属粉末だけでも販売はさせて頂きますが、100g以下とさせて頂いております。

Q 金属3Dプリンターについて詳しく知りたいのですが?
A

弊社営業が御社に出向き詳細のご説明をさせて頂きます。またセミナー、講演なども開催しておりますのでご参加いただければ幸いです。


セミナー講演スケジュールはこちら

»お問い合わせはこちら

Q 金属3Dプリンターによって試作品質は違いますか?
A

色々なメーカーから金属3Dプリンターは販売されていますが、金属の性質や強度には違いが出ています。造形品質も異なりますので事前に確認される事をお勧め致します。

Q どんな金属で試作できますか?
A

弊社で使用の金属は以下のようになっております。

[社内]
マルエージング鋼 / インコネル718 / アルミニウム /純チタン/

[協力企業]
SUS316L / SUS630/銅合金/SUS420J2/

マルエージング鋼は鉄系の材料としてお使い頂いております。非常に強度が強いのが特徴です。硬さもHRC53まであがります。
インコネル718は耐熱合金として使って頂いております。約700℃までの耐熱性があります。
アルミニウムはAC4C相当の鋳造アルミになります。通常のアルミとは特性が違いますので注意が必要です。