金属3Dプリンターを用いた造形部品の価格

query_builder 2024/08/24
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金属3Dプリンターを用いた造形部品の価格

金属3Dプリンターで製作する部品が増加する一方で、皆様がご心配されるのは金属造形部品の価格ではないかと思います。


新しい技術でもありますし、設備費用もかなり高額なので、金属3Dプリンターで製作したものは価格が高いだろうな??と思っていらっしゃる方も多くいらっしゃるのだと思います。

残念ながら。。。正解です

実際に3Dデータをお預かりして、お見積回答をすると「高いね~」「切削加工とは違うね!」というようなご返答を多くいただいています

しかし、「高いね~」と言われるお見積り依頼に共通して言えることは、既存工法で簡単に製作できる内容の製品ということです。

既存工法で製作して5万円で製品が完成できていた部品が20万円になったら「価格高いね~」と言われて当然です。


このように既存工法からそのまま工法置換えで検討される場合は、ほとんどの部品の価格は既存工法の価格の方がメリットが高くなります。


しかし、全ての金属3Dプリンターで製作した部品が高くなるわけではなく、部品の形状や比較する工法によっては金属3Dプリンター造形部品の方が価格が安くなる場合もあります。

例えば、中子を使うような型を製作しなければならない部品製作の場合は型製作費が必要になりますので、数量によっては金属3Dプリンターで造形した方が価格が安くなります。
大量生産は金属プリンターでは不向きなので大量に欲しかったり、サイズが大きい場合は金型を作った方が安くなる場合もあります。

もう一つには難削材加工の場合です。

難削材では大きな材料から薄く削りだすような部品形状があります。母材のほとんどが削られて切り粉に変わっていくような部品では加工時間も人件費もかかります。
そういった部品は金属3Dプリンター造形の方が価格が安く、納期も早くなるのです。

金属3Dプリンター試作の見積もりについて

複雑形状


価格の構成は下記になります


材料費:金属の体積(使用粉末費用)価格

→純粋に使用する金属粉末量(kg単価)の価格になります

 造形部品その物の体積とサポート材の体積を対象とします

造形費:設備費用(造形時間)

→ガス費用、電気費用、人件費などを含めたチャージ金額と造形時間を対象とします

後工程費:サポート材除去費用(除去時間)

     熱処理費用

     追加工費用(切削、ネジ加工など)

→後工程の費用を対象とします




お電話のお問い合わせでよくいただく内容は100mmx100mmx100mmの正方体で価格はいくらくらい??

とお問合せをいただきますが、金属3Dプリンターで作る場合はこのような正方体を仮に造形するとしたら価格は複雑な形状を造形すること場合と比較してとても割高になります。

その要因は、数百円/kgの市販の鋼材とは違い、金属3Dプリンター用の金属粉末は数万円/kgになります。

同じ体積でも単純な正方体の価格は材料単価の差異がそのまま純粋な差異として算出されます

それに造形費用も合わせてチャージ価格を加算すると通常鋼材の数十倍になってしまうのです。



造形トポロジー

逆に造形で価格が安くなるものも参考事例として挙げさせていただきます

余分な肉を削ぎ落とし、体積が少ない形状の部品です。

全体のサイズ感は100mmx100mmx100mmだとしても、内部に中空形状があるトポロジー設計品のような形状の部品です。


市販材から機械加工をして製作する場合、肉の部分を削り出す加工時間も工具費も人件費も必要になります。

金属3Dプリンターで製作する場合はレーザー照射面積が少なく、体積が少ない形状・・

つまり、機械加工での製作では時間も手間も必要な部品が安く早くできる工法なのです

特に難削材といわれるインコネル、チタンなどは機械加工製作と比較する場合、更に付加価値は向上しますので「えっ そんな価格でできるの?」といわれる事も少なくありません

金属3Dプリンターでの部品製作費には複雑形状という概念を価格に反映する事はありません。

先に記載した通り、費用の内訳は造形に必要な時間と製品自体の体積が影響するのです。


まとめ

造形価格まとめ

上記の内容で記載したように、既存工法と金属3Dプリンターは相反するところにメリットがあります。

金属3Dプリンターでの部品製作は、既存工法での製作では簡単にできてしまうような形状は割高になり、既存工法で製作できなかったり、手間や時間が必要な形状の価格は割安になることがあります。


製作したい製品の形状によって、既存工法と金属3Dプリンターの工法選定能力を身に付ける事が御社の生産効率やコストを下げる近道になるのです。


弊社では3Dプリンターでの製作に限らず、既存工法との比較も交えた工法提案も承っています

製作部品の用途、必要な付加価値、必要な数量、必要な工期、部品それぞれで異なると思いますので、ご相談をいただけましたら、その時の製作部品の最適な工法のご提案をさせていただきます。


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